増刊号 実践に活かすアドバンス・ケア・プランニング
第Ⅲ章 ACPを組織(地域)で推進する
コミュニケーション・スキル・トレーニング(多職種教育)
大城 京子
1
,
西川 満則
2
1快護相談所和び咲び/主任介護支援専門員
2国立長寿医療研究センター緩和ケア診療部
pp.137-139
発行日 2023年2月15日
Published Date 2023/2/15
DOI https://doi.org/10.15106/j_kango28_137
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はじめに
自分らしく生きたい,多くの人が抱く願いである.その際,現在あるいは将来の医療ケア選択をどうするか,病気になってもできる限り自宅で過ごしたいが家族に負担もかけたくない,などさまざまな気がかりがつきまとうことも多い.これらの気がかりの中,本人が自分の意思を形成,表明,決定,実現するアドバンス・ケア・プランニング(advance care planning:ACP)が重要である.また,医療,介護,福祉,法律などの専門職が,本人や家族らを支えるとき,専門職としての,コミュニケーション・スキルも重要である.本稿では,多職種が行う,ACPのためのコミュニケーション・スキル・トレーニングについて解説する.
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