Japanese
English
特集 胆道癌治療の最前線
II. 各論
9.切除不能胆道癌に対する薬物療法とconversion surgery
Chemotherapy and conversion surgery for unresectable biliary malignancies
野路 武寛
1
,
平野 聡
1
,
田中 公貴
1
,
松井 あや
1
,
中西 喜嗣
1
,
浅野 賢道
1
,
中村 透
1
,
土川 貴裕
1
T. Noji
1
,
S. Hirano
1
,
K. Tanaka
1
,
A. Matsui
1
,
Y. Nakanishi
1
,
T. Asano
1
,
T. Nakamura
1
,
T. Tsuchikawa
1
1北海道大学消化器外科Ⅱ
キーワード:
胆道癌
,
化学療法
,
conversion surgery
,
長期成績
Keyword:
胆道癌
,
化学療法
,
conversion surgery
,
長期成績
pp.163-171
発行日 2022年2月1日
Published Date 2022/2/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka84_163
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切除不能胆道癌に対する化学療法は,gemcitabineをベースにした多剤併用化学療法(gemcitabine+cisplatin,gemcitabine+S-1,gemcitabine+cisplatin+S-1)が標準治療とされている.さらに,近年は遺伝子パネル診断結果に基づいて有効な分子標的治療薬を探索する個別化治療も試みられている.診断時非切除とした胆道癌に対し,抗腫瘍療法後に根治切除を行うconversion surgery(CS)は,症例数が稀少であるためエビデンスはいまだ確立されていないが,長期生存例も報告されるようになってきた.
© Nankodo Co., Ltd., 2022