Japanese
English
特集 高齢者に対する消化器外科治療
I. 総論
2.高齢者の耐術能をどのように評価するか
Risk assessment of surgery in elderly cancer patients
豊川 貴弘
1
,
吉井 真美
1
,
田村 達郎
1
,
田中 浩明
1
,
六車 一哉
1
,
大平 雅一
1
T. Toyokawa
1
,
M. Yoshii
1
,
T. Tamura
1
,
H. Tanaka
1
,
K. Muguruma
1
,
M. Ohira
1
1大阪市立大学消化器外科
キーワード:
高齢者
,
癌
,
手術
,
リスク評価
Keyword:
高齢者
,
癌
,
手術
,
リスク評価
pp.208-214
発行日 2020年3月1日
Published Date 2020/3/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka82_208
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日本は超高齢社会に突入しているが,今後も高齢者の割合は増加し続けると推定されており,高齢癌患者に遭遇する機会が増えていくことになる.高齢者は非高齢者と比較して主要臓器機能が低下し,併存疾患を有することが多いが,身体機能,認知機能,社会背景の個人差が大きく,暦年齢だけでは手術リスクの判断が困難である.高齢癌患者にはより個別化された治療の提供が求められるが,そのためには適正な術前リスク評価を行う必要がある.
© Nankodo Co., Ltd., 2020