発行日 2000年10月25日
Published Date 2000/10/25
DOI https://doi.org/10.15106/J04037.2001103843
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MRI上,靱帯体部で部分的輝度変化を認めたPCL損傷26例の,脛骨後顆間区の骨形態及び輝度変化部位との関係をMRIにて調査した.1)PCL群は対照群に比し,AB/BC値,即ち後顆間区のslope長の体格補正値が有意に高かった.∠ABC及び∠BADでは差を認めなかった.2)前顆間区の接線Dは,全例で靱帯の輝度変化部位を横切っていた.3)PCL体部損傷の発生メカニズムとして,脛骨への後方ストレスにより生じる内側顆間隆起を頂点とした靱帯への"衝突"が推察された
©Nankodo Co., Ltd., 2000