発行日 2000年3月20日
Published Date 2000/3/20
DOI https://doi.org/10.15106/J03022.2000167657
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がんで手術を受けた患者が,他の患者からどのような影響を受けているのかを調査した結果,情緒的にプラスの影響を多く受けていることがわかった.プラスの具体的影響は,「気が紛れる」「励まし」「他者との比較による安定」「肯定的役割モデルの提供」「有益な情報,アドバイス」などであり,各々患者にとって意味が大きいことが確認できた.しかし,「他者との比較による動揺」等のマイナス影響もみられ,医療者はそれら他の患者からの影響の有様をもっと意識して,配慮や調整の必要がある
©Nankodo Co., Ltd., 2000