非専門医にもできる! リウマチ・膠原病診断 日常診療で膠原病を疑う症候
発熱
下郡 佳
1
,
萩野 昇
1帝京大学ちば総合医療センター 内科
キーワード:
結合組織疾患
,
MRI
,
鑑別診断
,
超音波診断
,
生検
,
X線CT
,
発熱
,
病歴聴取
,
不明熱
,
臨床検査
,
PET-CT検査
Keyword:
Positron Emission Tomography Computed Tomography
,
Biopsy
,
Diagnosis, Differential
,
Connective Tissue Diseases
,
Fever
,
Fever of Unknown Origin
,
Magnetic Resonance Imaging
,
Medical History Taking
,
Ultrasonography
,
Tomography, X-Ray Computed
,
Clinical Laboratory Techniques
pp.231-236
発行日 2017年2月1日
Published Date 2017/2/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2017162612
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膠原病診療は他疾患の鑑別が必ず診断のプロセスに含まれる.(1)発熱に膠原病を疑う所見を伴うものにおいてはその疾患とmimickerの鑑別を進め,(2)発熱に非特異的な所見しか伴わないものにおいてはいわゆる不明熱のアプローチを行う.検査所見はいずれも単独で診断が可能なものはないため,すべてを総合的に判断して診断する必要がある.診断はときに長期におよび侵襲のある検査も伴うため,患者との関係づくりは最も重要である.複数の医師でディスカッションを行うことで,不明熱が不明熱のままとなることを避けやすくなる.
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