心臓の虚血?-病態生理と臨床のはざまを埋める 診断 王道から匠の技まで
心臓MRI検査 文明の利器(2) 結局誰にMRIをする?
加藤 陽子
1
,
寺島 正浩
1CVIC心臓画像クリニック飯田橋 成人循環器診療部
キーワード:
冠動脈疾患
,
MRI
,
造影剤
,
シネMRI
,
右心室機能障害
,
MRA
Keyword:
Contrast Media
,
Coronary Disease
,
Magnetic Resonance Imaging
,
Magnetic Resonance Angiography
,
Magnetic Resonance Imaging, Cine
,
Ventricular Dysfunction, Right
pp.417-421
発行日 2017年3月1日
Published Date 2017/3/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2017135857
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心臓MRIは初発心不全患者の原因疾患検索や,心筋症患者の心筋性状評価,虚血性心疾患患者のPCIストラテジー作成など,臨床のさまざまな場面で幅広く役立つ強力なモダリティである.one stop-shop testといわれるように,1回の検査で多くの情報が得られるメリットをもつ.cine MRI,T2WBB,T1WBB,負荷perfusion MRI,遅延造影像(LGE),冠動脈MRA,flow analysisなど,数多くの画像の種類があり,それぞれの特徴や疾患による特性がある.冠動脈MRIの読影は,それを単独で読影するのではなく,cine MRIや負荷perfusionやLGEなど,同時に撮影されたほかの情報と合わせて読影すると,より診断しやすくなる.
©Nankodo Co., Ltd., 2017