特集 大動脈疾患の画像診断:画像所見・画像からみた自然史・治療効果判定
大動脈疾患のMRI
竹原 康雄
1
1名古屋大学 大学院医学系研究科新規低侵襲画像診断法基盤開発研究寄附講座
キーワード:
Gadolinium
,
ステント
,
スピンラベル
,
造影剤
,
大動脈疾患
,
大動脈瘤
,
動脈瘤-解離性
,
シネMRI
,
MRA
,
三次元イメージング
,
禁忌(診断)
,
腎性全身性線維症
,
エンドリーク
,
ステントグラフト内挿術
,
位相画像
Keyword:
Aortic Aneurysm
,
Aortic Diseases
,
Aneurysm, Dissecting
,
Contrast Media
,
Spin Labels
,
Stents
,
Magnetic Resonance Imaging, Cine
,
Magnetic Resonance Angiography
,
Imaging, Three-Dimensional
,
Endoleak
,
Nephrogenic Fibrosing Dermopathy
,
Gadolinium
pp.40-52
発行日 2018年1月26日
Published Date 2018/1/26
DOI https://doi.org/10.18885/J01843.2018090581
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MRAはガドリニウムキレート造影剤による造影MRAを基本とし、ほかの組織コントラストも併用することで、種々の大動脈疾患に対し、広い適応を有する。高速化による血行動態解析は大動脈解離やステントグラフト内挿術(EVAR,TEVAR)後のエンドリーク検出にも有用である。一時期問題となった腎性全身性線維症(NSF)も、現行のガイドラインが確定してから新たな患者は出現しておらず、また、NSFを起こしにくいマクロ環造影剤の出現や、非造影MRAの進歩などもMRAの安全性を高めている。MRAは現在高速化が進行中であり、今後、さらなる適応拡大が望めると考えられる。
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