キホンをシンプルに考える 体液・電解質・酸塩基平衡異常のとらえ方(第1回)
体液異常のとらえ方 臨床で活用できる指標を知る
安田 隆
1
1吉祥寺あさひ病院
キーワード:
血圧
,
血液化学分析
,
検尿
,
鑑別診断
,
浮腫
,
体液
,
体重増加
,
口内乾燥症
,
病歴聴取
,
脈拍
,
めまい感
,
評価基準
Keyword:
Blood Chemical Analysis
,
Body Fluids
,
Blood Pressure
,
Edema
,
Dizziness
,
Diagnosis, Differential
,
Medical History Taking
,
Pulse
,
Xerostomia
,
Urinalysis
,
Weight Gain
pp.1227-1232
発行日 2016年5月1日
Published Date 2016/5/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2016214757
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<Key Point>体液量異常への対応は,病歴,バイタルサインを含めた複数の身体所見により,その有無および程度や発症速度を予想することから始まる.異常を疑ったら,さまざまな所見からその裏付けをとり,管理方針を決定する.個々の身体所見や検査所見には体液量異常を確定できる特異的なものは少ないため,臨床で活用できる多数の指標を知り,使いこなすことが大切である.経過中もこれらの指標の変動を丁寧に観察し,初期の判断や現在の治療を見直さなくてはならない.
©Nankodo Co., Ltd., 2016