ここまで進んだ! びまん性肺疾患の診断と治療 びまん性肺疾患の分類と診断
画像診断
上甲 剛
1
1公立学校共済組合近畿中央病院 放射線診断科
キーワード:
偽陽性反応
,
肺疾患
,
肺炎-間質性
,
胸部CT
,
すりガラス様陰影
Keyword:
False Positive Reactions
,
Lung Diseases
,
Lung Diseases, Interstitial
pp.191-198
発行日 2016年2月1日
Published Date 2016/2/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2016110033
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画像診断がびまん性肺疾患の診断の中核をなすことは疑いもないが,ことに高分解能CT(HRCT)がそのコアとなるモダリティであることも議論の余地はない.CT読影にあたっては,常に次のことをまず念頭に置く.画像診断は次の2つの要素から成り立つ.1つはどの部位に病変があるかを把握する局在診断であり,びまん性にみられることの多い間質性肺疾患の場合は病変分布の把握と言い換えることができる.いま1つは病変の性状を把握し肉眼病理像に迫る性状診断であり,間質性肺疾患の場合は画像パターン認識と背景病理像の推定ということに帰着する.
©Nankodo Co., Ltd., 2016