心臓弁膜症-初期診断・治療・管理のすべて
心臓弁膜症の診断と外科治療のタイミング
鍵山 暢之
1
,
吉田 清
1心臓病センター榊原病院 循環器内科
キーワード:
運動負荷試験
,
MRI
,
心臓弁膜症
,
術前診断
,
X線CT
,
三次元心エコー図
,
僧帽弁形成術
,
ストレス心エコー図
,
経カテーテル大動脈弁置換術
Keyword:
Exercise Test
,
Heart Valve Diseases
,
Magnetic Resonance Imaging
,
Tomography, X-Ray Computed
,
Echocardiography, Three-Dimensional
,
Echocardiography, Stress
,
Mitral Valve Annuloplasty
,
Transcatheter Aortic Valve Replacement
pp.363-369
発行日 2015年9月1日
Published Date 2015/9/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2015342236
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過去半世紀の間に,心臓弁膜症の診断と外科治療は驚くべき進歩を遂げた.診断の進歩を支えてきた中心的検査は心エコーであり,心エコー自身もMモードから,Bモード,カラードプラと進化を遂げた.近年活躍が目覚ましい3D心エコー,徐々にエビデンスが蓄積されている運動負荷心エコーや,急速な勢いで発展しているCT,MRIなども加わり,今日でも弁膜症診断は日々進歩している.一方で外科治療も進歩が目覚ましい.僧帽弁形成術は標準術式としてすでに確立され,近年ではMICS,TAVI,MitraClipといった低侵襲治療も発展している.
©Nankodo Co., Ltd., 2015