2015年の白血病診療-一般外来での初発症状から長期フォローアップまで 白血病治療の合併症
高齢者白血病治療の問題点
脇田 充史
1
1名古屋市立東部医療センター 中央検査科
キーワード:
Cytarabine
,
Polymyxin B
,
多剤併用療法
,
白血病-急性骨髄性
,
Itraconazole
,
Trimethoprim-Sulfamethoxazole
,
寛解導入
Keyword:
Cytarabine
,
Drug Therapy, Combination
,
Polymyxin B
,
Remission Induction
,
Leukemia, Myeloid, Acute
,
Trimethoprim, Sulfamethoxazole Drug Combination
,
Itraconazole
pp.271-275
発行日 2015年8月1日
Published Date 2015/8/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2015323342
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わが国では高齢者白血病が年々増加している.高齢者白血病は,ホストの側に生物学的に治療上不利となる要因が多く存在している.高齢者白血病は,白血病の細胞生物学的な特徴として予後不良なものが多い.高齢者白血病は,基幹病院ではなく,一般病院に症例が広く分散しているために,情報を集約していくためには大きな努力が必要である.高齢者白血病の治療成績を向上させるためには,治療を担当する医師だけではなく,広く多くの国民に関心をもってもらい取り組んでいかなければならない.
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