アフェレシス療法-新たな100年に向けて アフェレシス療法の基礎知識
持続的腎代替療法
土井 研人
1
1東京大学医学部附属病院 救急部・集中治療部
キーワード:
Interleukin-6
,
血液透析
,
腎置換療法
,
HMGB1 Protein
Keyword:
Renal Dialysis
,
Interleukin-6
,
Renal Replacement Therapy
,
HMGB1 Protein
pp.39-41
発行日 2015年7月1日
Published Date 2015/7/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2015260344
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CRRTは循環動態が不安定な症例に対するよい適応であることは明らかであるが,RCTを重視した場合,その有用性を支持するエビデンスが乏しい.浄化量を増やすことによる予後改善効果は証明されておらず,わが国における浄化量が十分であるかどうかは今後の検討課題である.吸着による炎症性メディエーター除去は敗血症・多臓器不全の予後改善に貢献すると期待されているが,それを証明した多施設RCTは現時点では存在しない.
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