実践!頭痛診療-頭痛に悩む患者をどう診てどう治す?
慢性頭痛の診療ガイドライン2013をどのように使うか
清水 利彦
1
1慶応義塾大学 神経内科
キーワード:
Acetaminophen
,
Amitriptyline
,
Propranolol
,
Tryptamines
,
Valproic Acid
,
嘔吐
,
非ステロイド系抗炎症剤
,
片頭痛
,
Sumatriptan
,
診療ガイドライン
,
Lomerizine
,
Zolmitriptan
,
Ergotamines
Keyword:
Amitriptyline
,
Acetaminophen
,
Anti-Inflammatory Agents, Non-Steroidal
,
Ergotamines
,
Migraine Disorders
,
Propranolol
,
Vomiting
,
Tryptamines
,
Valproic Acid
,
Sumatriptan
,
Practice Guidelines as Topic
,
Lomerizine
,
Zolmitriptan
pp.723-727
発行日 2015年5月1日
Published Date 2015/5/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2015211920
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「慢性頭痛の診療ガイドライン2013」は頭痛一般,片頭痛,緊張型頭痛,群発頭痛およびその他の三叉神経・自律神経性頭痛,その他の一次性頭痛,薬物乱用頭痛,小児の頭痛および遺伝子に関する内容が記載されている.さらに付録としてsumatriptan在宅自己注射,バルプロ酸による片頭痛治療およびpropranololによる片頭痛治療について記載されている.片頭痛は,診断・疫学・病態・誘発因子・疾患予後,急性期治療および予防療法の章からなる.急性期治療の章では,トリプタンを含む,片頭痛発作を確実に速やかに消失させる治療法が記載されている.予防療法の章では,その対象となる患者および複数の予防薬の選択法などが記載されている.ガイドラインをうまく利用し,頭痛診療に役立てることが大切である.
©Nankodo Co., Ltd., 2015