発行日 2014年10月1日
Published Date 2014/10/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2015009023
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71歳男。血便を主訴とした。大腸憩室からの出血の既往があり、上行結腸憩室からの出血時にはクリップ法による止血後も再出血を繰り返し、右結腸切除術を受けていた。大腸内視鏡検査で横行、下行、S状結腸の多発性憩室とS状結腸憩室からの活動性出血を認め、クリップ法による止血後も再出血したため、内視鏡的静脈瘤結紮術用の器具を装着してクリップ近傍の出血側に結紮法(EBL)を行い、止血に成功した。その後の下行結腸憩室からの活動性出血時にもクリップを含めてEBLを行い、止血に成功した。
©Nankodo Co., Ltd., 2014