消化器がん診療の最前線 適切な診療を行うためのエッセンス 消化器がん診療各論
胸部食道がん
堀部 昌靖
1
,
浜本 康夫
1慶応義塾大学 医学部消化器内科
キーワード:
医学書誌
,
腫瘍進行度
,
食道鏡法
,
食道腫瘍
,
食道切除
,
X線CT
,
インターネット
,
抗腫瘍プロトコール
,
放射線化学療法
,
組織診
Keyword:
Bibliography of Medicine
,
Esophageal Neoplasms
,
Esophagoscopy
,
Neoplasm Staging
,
Tomography, X-Ray Computed
,
Esophagectomy
,
Internet
,
Antineoplastic Protocols
,
Chemoradiotherapy
pp.587-592
発行日 2014年10月1日
Published Date 2014/10/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2015008998
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食道がんの診断・治療戦略は多岐にわたり,専門性がきわめて高い.まずは高齢,喫煙,飲酒,フラッシャーなどのハイリスクを中心に早期発見を心がける.治療体系はステージ別に異なっており,造影CTで速やかにステージングを行うことが大切である.Stage 0は内視鏡治療,Stage IAでは手術単独,Stage IB/II/III(T4は除く)は術前化学療法+手術,Stage III(T4)は化学放射線療法,Stage IVは化学療法が各標準的治療となっており,化学療法に関しては5-FU+cisplatinのレジメンを用いることが一般的である.
©Nankodo Co., Ltd., 2014