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Internal Medicine Volume 107, Issue 2 （February 2011）

臨床雑誌内科 107巻2号（2011年2月発行）

慢性腎臓病　CKDの新たなパラダイムを求めて

CKDの注目すべき病因と病態　虚血性腎症神出計 ¹ , 楽木宏実 ¹大阪大学大学院医学系研究科老年･腎臓内科学キーワード： Angiotensin-Converting Enzyme Inhibitors , Calcium Channel Blockers , 高血圧-腎血管性 , 腎動脈閉塞症 , MRA , 診療ガイドライン , Angiotensin II Type 1 Receptor Blockers , CT血管造影 , 慢性腎臓病 , 経皮的腎血管形成術 , 腎虚血 Keyword: Computed Tomography Angiography , Angiotensin-Converting Enzyme Inhibitors , Calcium Channel Blockers , Hypertension, Renovascular , Renal Artery Obstruction , Practice Guidelines as Topic , Magnetic Resonance Angiography , Renal Insufficiency, Chronic , Angiotensin II Type 1 Receptor Blockers pp.246-251

発行日 2011年2月1日 Published Date 2011/2/1

DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2011140405

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文献概要
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･腎動脈の粥状動脈硬化による腎動脈狭窄症、さらにこれが原因で血圧上昇をきたす腎血管性高血圧や腎動脈狭窄による腎虚血によって腎組織に不可逆性の変化が生じ、腎機能の悪化を示した状態(虚血性腎症)は増加してきている。･日本高血圧学会の『高血圧治療ガイドライン2009』においても、腎血管性高血圧は二次性高血圧の中でも頻度が多く重要な疾患と位置付けられており、多くの高血圧や腎疾患の診療に従事する内科医は本症を理解しておく必要があるとされている。