急性腎障害(AKI)-概念の確認から、さらなる予後改善を目指して
《AKIの予防と治療》腎代替療法
松田 兼一
1
,
針井 則一
,
柳沢 政彦
,
後藤 順子
,
川上 亜希子
1山梨大学 医学部救急集中治療医学
キーワード:
急性腎障害
,
腎置換療法
Keyword:
Renal Replacement Therapy
,
Acute Kidney Injury
pp.419-422
発行日 2012年9月1日
Published Date 2012/9/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2012335881
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●AKIに対する腎代替療法(RRT)の開始は、早期晩期といったタイミングやBUN、Crなどのパラメーターで決定するのではなく、AKIに陥った病態の程度・悪化や尿量低下のスピードで決定すべきかもしれない。●modalityは循環動態の不安定な重症患者では持続的RRT(CRRT)を選択すべきで、その際の血液浄化量は20~25ml/kg/hrとするのが世界標準になりつつある。
©Nankodo Co., Ltd., 2012