日常診療で診る感染症 この疾患を見落とすな
内科で診るか?専門医からのアドバイス 性行為感染症 クラミジア・トラコマティス感染症について
平野 由紀
1
,
柴原 浩章
,
島田 和彦
,
鈴木 光明
1自治医科大学 医学部産科婦人科学講座
キーワード:
クラミジア感染症
,
Chlamydia trachomatis
,
Minocycline
,
PCR法
,
血清学的検査
,
検尿
,
細菌抗原
,
性感染症-細菌性
,
腹腔鏡法
,
Azithromycin
,
Levofloxacin
,
静脈内注入
Keyword:
Antigens, Bacterial
,
Chlamydia Infections
,
Chlamydia trachomatis
,
Infusions, Intravenous
,
Minocycline
,
Laparoscopy
,
Serologic Tests
,
Polymerase Chain Reaction
,
Sexually Transmitted Diseases, Bacterial
,
Urinalysis
,
Azithromycin
,
Levofloxacin
pp.861-865
発行日 2010年11月1日
Published Date 2010/11/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2011021869
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●クラミジア・トラコマティス感染症は眼病変であるトラコーマの病原体であるが、眼瞼結膜と同様の円柱上皮が存在する尿道、子宮頸管、および咽頭、腸管にも感染が成立する。●クラミジア・トラコマティス感染症は炎症症状が軽度な場合が多く、症状に乏しいため受診機会を欠いて長期持続感染となる場合がある。●そのため、クラミジア・トラコマティス感染症は世界的にもっとも頻度が高いsexually transmitted infections(STI)である。
©Nankodo Co., Ltd., 2010