白血病診療essentials 日常臨床に必要な最新の診断と治療
白血病治療の最前線 フィラデルフィア染色体陽性急性リンパ性白血病
秋山 秀樹
1
1がん・感染症センター都立駒込病院 血液内科
キーワード:
腫瘍多剤併用療法
,
アジュバント化学療法
,
造血幹細胞移植
,
Imatinib
,
白血病リンパ腫-前駆細胞リンパ芽球性
,
Dasatinib
Keyword:
Dasatinib
,
Imatinib Mesylate
,
Antineoplastic Combined Chemotherapy Protocols
,
Hematopoietic Stem Cell Transplantation
,
Chemotherapy, Adjuvant
,
Precursor Cell Lymphoblastic Leukemia-Lymphoma
pp.257-260
発行日 2010年8月1日
Published Date 2010/8/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2010289032
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フィラデルフィア染色体陽性急性リンパ性白血病(Ph+ALL)は、もっとも予後不良の白血病の一つと考えられてきたが、tyrosine kinase inhibitor(TKI)であるimatinibの出現により、この疾患の治療法が大きく変わりつつある。本稿ではJALSGやMDACCなどのデータを紹介し、検討するべき今後の問題について、新しいTKIであるdasatinibの問題にもふれながら述べてみたい。
©Nankodo Co., Ltd., 2010