糸球体疾患 腎炎からネフローゼまで、最高の診療を目指して
糸球体疾患の診断と病態生理 検診における尿検査異常患者の扱い
井上 美貴
1
1小平記念東京日立病院 内科
キーワード:
血尿
,
検尿
,
集団検診
,
潜血反応
,
タンパク尿
,
尿沈渣
Keyword:
Hematuria
,
Mass Screening
,
Occult Blood
,
Proteinuria
,
Urinalysis
pp.15-18
発行日 2010年7月1日
Published Date 2010/7/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2010250357
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蛋白尿・血尿は一時的なものも多いが、腎疾患・腎臓以外の全身疾患・泌尿器系の癌などの初発症状であることも多い。こうした疾患の多くは自覚症状がないまま進行するため早期発見と対策が重要であり、その大きなチャンスが検診である。検診尿検査の意義を正しく理解し、尿異常が指摘された場合には一時的なものか病的なものかどうかを十分に検索し、適切に対策をとっていくことが重要である。
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