頭痛・めまいの診療 確実な診断・治療をするために今必要なこと
頻度の高い末梢性めまいを確実に診断・治療する 良性発作性頭位めまい症
飯村 陽一
1
,
清水 重敬
,
鈴木 衞
1東京医科大学 耳鼻咽喉科
キーワード:
めまい
,
耳石膜
,
浮遊耳石置換法
Keyword:
Otolithic Membrane
,
Vertigo
pp.895-899
発行日 2009年5月1日
Published Date 2009/5/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2009197987
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良性発作性頭位めまい症(BPPV)は、起床時や寝返り時など頭位の変化によって誘発されるめまいである。中枢神経所見はなく聴力検査も正常だが、頭位・頭位変換眼振検査で眼振を認める。病因は、半規管結石症とクプラ結石症が主である。後半規管型BPPVがもっとも多く、次いで外側半規管型BPPVとなる。治療には薬物療法、理学療法、手術療法がある。
©Nankodo Co., Ltd., 2009