インフルエンザ診療の新展開 パンデミックを視野に入れた戦略
内科医が知っておくべきインフルエンザの基礎知識 インフルエンザ迅速診断キットとその解釈
三田村 敬子
1
,
川上 千春
,
渡邉 寿美
1永寿総合病院 小児科
キーワード:
インフルエンザ-ヒト
,
インフルエンザウイルスA型
,
インフルエンザウイルスB型
,
インフルエンザ-トリ
,
感度と特異度
,
診断用試薬キット
Keyword:
Influenza in Birds
,
Influenza, Human
,
Influenza A virus
,
Influenza B virus
,
Reagent Kits, Diagnostic
,
Sensitivity and Specificity
pp.793-797
発行日 2006年11月1日
Published Date 2006/11/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2007076254
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インフルエンザウイルス抗原迅速診断キットは、日常診療の場でインフルエンザのA型とB型を短時間で鑑別できる。しかし、目視で判定する簡易検査であり、検出にはインフルエンザウイルス量が10^3~10^6pfu必要である。キットによる検出率は、ウイルス排泄に影響する多くの条件によって左右され、適切な検体を採取することがもっとも重要である。最終診断は、臨床症状と流行状況、接触歴などともに総合的に判断する。
©Nankodo Co., Ltd., 2006