インフルエンザ診療の新展開 パンデミックを視野に入れた戦略
内科医が知っておくべきインフルエンザの基礎知識 インフルエンザウイルスの病原診断法
川上 千春
1
,
七種 美和子
1横浜市衛生研究所 検査研究課
キーワード:
インフルエンザ-ヒト
,
オルトミクソウイルス科
,
ウイルスRNA
,
血清学的検査
,
RT-PCR法
,
分子診断技法
Keyword:
Influenza, Human
,
Orthomyxoviridae
,
RNA, Viral
,
Serologic Tests
,
Reverse Transcriptase Polymerase Chain Reaction
,
Molecular Diagnostic Techniques
pp.798-803
発行日 2006年11月1日
Published Date 2006/11/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2007076255
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インフルエンザに対する正確な診断は早期発見・治療、感染拡大防止や早期封じ込めのために重要である。ウイルス分離は的確な臨床材料の採取と、輸送培地での保存が鍵となる。遺伝子診断法は従来のPCRに加え、リアルタイムPCR技術や新しい遺伝子増幅法による検査法が開発され、迅速な対応が可能となった。血清学的診断法は集団発生の病因調査や抗体保有状況、ワクチン効果の評価などの疫学調査に活用されている。
©Nankodo Co., Ltd., 2006