発行日 2006年1月1日
Published Date 2006/1/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2006127528
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
従来のヒトインスリン製剤は,種々のメリットを有する反面,低血糖・体重増加などのデメリットが指摘されている.こうしたデメリットを克服し,インスリン療法におけるより生理的,効率的な基礎・追加分泌を補償することを目指して,ヒトインスリンに各種の分子修飾を加えた種々のインスリンアナログが開発された.現在,3種類の製剤が臨床応用されるにいたっている.すでに,ヒトインスリン製剤に比べて低血糖が減少するなど,インスリンアナログ製剤のメリットが報告されつつあり,最適治療法の確立に向けた新たな注射療法のプロトコール作成が模索されている
©Nankodo Co., Ltd., 2006