発行日 2005年12月1日
Published Date 2005/12/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2006078088
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自己免疫性膵炎:血清中IgG4が上昇するメカニズムについてはCA IIとの関連が示唆されている.膵頭部腫瘤でもAIPであった場合,長期予後は良好である.AIP関連硬化性胆管炎:病変は肝外胆管に限局し,ステロイドによく反応する.またAIP同様IgG4陽性形質細胞ないし単核球の浸潤が目立つ.原発性硬化性胆管炎:PSCの遺伝学的素因や炎症性腸疾患との関連からみた免疫学的な病態の解明,さらにUDCAベースの治療についての報告がみられる.急性胆管炎・急性胆嚢炎:最近出版された「科学的根拠に基づく急性胆管炎・胆嚢炎の診療ガイドライン」では,急性胆管炎・胆嚢炎の診断基準・重症度判定基準が世界ではじめて提唱され,治療内容や搬送基準の標準化がなされている
©Nankodo Co., Ltd., 2005