発行日 2005年11月1日
Published Date 2005/11/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2006012501
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最近になって重症肺炎の原因として重要な肺炎球菌とレジオネラに対する尿中抗原検出キットが開発され,その臨床的有用性が確認されている.とくに免疫クロマトグラフィー法を用いた簡易キットは,「いつでも,どこでも,だれにでも実施可能な検査で,しかもすぐに結果がわかる」という理想的検査法の一つである.免疫クロマトグラフィー法の検出感度は約10^5CFU/mlであり,ほとんど偽陽性がみられない特異性の高い検査である.ただし,いったん陽性になった場合には2~4週間にわたって陽性を持続する症例が多いことに注意する必要がある
©Nankodo Co., Ltd., 2005