発行日 2004年11月1日
Published Date 2004/11/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2005066111
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
64歳女.フラフラ感を主訴とした.右片麻痺を認め,脳梗塞の診断のもと入院した.糖尿病,高血圧にて,インスリン20単位,降圧薬にてコントロールし退院となった.その後,糖尿病がコントロール不良となり入院となった.尿タンパクおよび尿糖を認め,血糖は高値であった.左腎上極に腫瘍を認め,その内側前方よりに,2個の異なった腫瘍が接する形で認められた.左副腎摘出術が施行された.摘出された左副腎は,褐色細胞腫と診断された.褐色細胞腫の一部に好酸性線維状の部分を背景に神経節細胞様の大型の細胞がみられる部分が混在しており,この部分は神経節細胞腫と診断された
©Nankodo Co., Ltd., 2004