超音波検査とシンチグラフィが有用であった腺腫様甲状腺腫と副甲状腺過形成を合併した1例

69歳女.5年前から慢性腎不全があり血液透析のために自院に紹介された.受診時に高P血症と高PTH血症を認め,頸部のエコー検査にて甲状腺左葉に嚢胞性病変,甲状腺右葉に低エコー腫瘤を認め,99mTc-MIBIシンチにて異常集積が認められた.手術を行い,腺腫様甲状腺腫と副甲状腺過形成と診断し,シチグラフィーと超音波検査の組合せが診断に有用であったと考えられた