発行日 2001年9月1日
Published Date 2001/9/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2002072595
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
Purple urine bag syndrome(PUBS)の4例を対象に,尿性状と細菌検査及び抗生物質投与による変化を検討した.全例長期臥床患者でバルーンカテーテルを挿入されていた.尿中インジカンは2例のみ陽性であった.細菌検査では全例にEnterococcus faecalisが,3例にMorganella morganiiが検出され,自然消退を示した1例以外に抗生物質の投与を行った.CPDX-PRでは1例のみが退色し,LVFXに変更したところ,アルカリ尿を呈していた2例が改善し退色したが,尿中インジカンは陽性のままであった.化学療法施行後,M.morganii或いはE.coliの消失によりPUBSは消失した
©Nankodo Co., Ltd., 2001