発行日 2001年4月1日
Published Date 2001/4/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2001191611
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症例は62歳女で,IFNα-2b 1000万単位を2週間連日投与し,以後週3回の間欠投与を行っていたところ次第に上腹部痛が出現した.臨床症状と検査所見から急性膵炎と診断した.膵炎の原因としてIFNの可能性を考え,当初,蛋白分解酵素阻害薬を併用しながらIFN治療を継続したが症状・検査所見とも改善せず,IFNの中止により改善した.その後,蛋白分解酵素阻害薬を併用してIFN治療を再開したが膵炎の再発はみられなかった
©Nankodo Co., Ltd., 2001