発行日 2003年6月1日
Published Date 2003/6/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2003301965
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31歳女(症例1).左前腕滑膜肉腫に対して光線力学的療法(PT)を併用した辺縁切除を行った.尺側手根屈筋,長掌筋の一部,尺骨動静脈を切除し,再建は行わなかった.術後2年9ヵ月経過し,再発はなく,International Symposium on Limb Salvageの患肢機能評価は100%であった.24歳男(症例2).右橈骨傍骨性骨肉腫でPT併用辺縁切除を行い,橈骨骨幹部を合併切除して血管柄付き腓骨移植を行った.術後1年6ヵ月経過し,再発はなく,患肢機能100%であった.53歳女(症例3).左橈骨骨外性骨肉腫で広範切除術を施行し,血管柄付き腓骨移植で再建した.術後7年経過し,再発・転移はないが患肢機能は47%であった.18歳男(症例4).右前腕滑膜肉腫で橈骨骨幹部合併広範切除術を行い,術中体外照射自家骨で再建した.術後6年10ヵ月経過し,再発・転移はないが患肢機能は50%であった
©Nankodo Co., Ltd., 2003