発行日 2002年4月1日
Published Date 2002/4/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2002187999
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ドルミカムを使用した鎮静プロトコールを作成し,70歳以上の腕神経叢ブロック下肩関節手術患者13例を対象に,面接調査を行った.強い痛みを訴えた症例はなかった.全く痛くなかったとする回答を11例で得た.また,10例で術中の記憶が全くなく,残りの3例でもあいまいに覚えているのみであった.腕神経叢ブロックについて,4例では全く覚えていなかった.麻酔に不満があるとした回答はなく,10例で非常に満足かつ他人にすすめられるとしていた.残りの3例は,他の麻酔方法についての知識がないため良くわからないとのことであった.本法は鎮痛・鎮静効果,健忘効果および患者満足度に優れ,簡便かつ安全で有用な方法と考えられた
©Nankodo Co., Ltd., 2002