保存版 消化器外科領域の希少悪性腫瘍 神経内分泌腫瘍
胃カルチノイドの診断と治療
六車 一哉
1
,
田中 浩明
,
櫻井 克宣
,
豊川 貴弘
,
久保 尚士
,
大平 雅一
,
平川 弘聖
1大阪市立大学 腫瘍外科
キーワード:
カルチノイド腫瘍
,
Octreotide
,
胃腫瘍
,
胃切除
,
MRI
,
発生率
,
分類
,
Everolimus
,
Bevacizumab
,
Sorafenib
,
Sunitinib
,
腹部CT
Keyword:
Bevacizumab
,
Everolimus
,
Carcinoid Tumor
,
Classification
,
Gastrectomy
,
Magnetic Resonance Imaging
,
Stomach Neoplasms
,
Octreotide
,
Incidence
,
Sorafenib
,
Sunitinib
pp.1092-1096
発行日 2014年10月1日
Published Date 2014/10/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2015008960
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約100年前に小腸神経内分泌腫瘍(neuroendocrine tumor:NET)に対してカルチノイドという名称が使用されて以来,現在にいたるまで不明瞭な概念のまま定着してきた.しかし,NETの臨床病理学的な研究の進化とともに次第にその特徴が明らかとなり,現在ではカルチノイドという名称は用いられなくなってきている.2010年のWHO病理組織学的分類では,より腫瘍の増殖能を反映する指標が込められた分類に進化した.今回,NETに関する基本的な知識について概説する.
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