鏡視下手術 術中トラブル対処
結腸切除術
永原 央
1
,
前田 清
,
野田 英児
,
平川 弘聖
1大阪市立大学 大学院腫瘍外科
キーワード:
血管疾患
,
結腸切除
,
止血法
,
十二指腸疾患
,
尿管疾患
,
腹腔鏡法
,
失血-外科
,
出血-術後
Keyword:
Colectomy
,
Duodenal Diseases
,
Hemostatic Techniques
,
Laparoscopy
,
Ureteral Diseases
,
Vascular Diseases
,
Blood Loss, Surgical
,
Postoperative Hemorrhage
pp.35-38
発行日 2011年1月1日
Published Date 2011/1/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2011078908
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結腸切除術、特に右半結腸切除術における腹腔鏡下手術(LAC)の術中トラブルとその対処法について述べる。ポート挿入時には出血に注意し、腹壁に対して垂直に挿入する。鏡視下操作時には出血や腸管損傷などに留意し、常に術野をdryに保つことが必要である。吻合時は腸管浮腫を最小限にするため器械吻合を使用し、交叉点の補強をすることが肝要である。これらの点につき、当科でのデバイスの選択も例にあげながら解説してゆく。
©Nankodo Co., Ltd., 2011