研修医必読 外科感染症のup to date
外科感染症早期診断法
遠藤 重厚
1
,
鈴木 泰
,
小鹿 雅博
,
高橋 学
,
松本 尚也
1岩手医科大学 救急医学
キーワード:
In Situ Hybridization
,
内毒素
,
診療ガイドライン
,
内毒素血症
,
敗血症
,
術後感染症
,
Procalcitonin
,
Beta-1,3-D-Glucan
Keyword:
Calcitonin
,
Endotoxins
,
Practice Guidelines as Topic
,
In Situ Hybridization
,
Sepsis
,
Endotoxemia
,
Beta-1,3-D-glucan
pp.581-584
発行日 2010年6月1日
Published Date 2010/6/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2010217768
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感染症の早期診断は、特異的治療の早期実施のため重要である。特に敗血症では全身性炎症の臨床的および検査的徴候が伴って起こるが、非感染性炎症の症例も類似した徴候と症状を示すことがあり、臨床所見のみに基づいて感染を診断することはむずかしい。細菌培養の結果を得るまで時間を要し、また敗血症の臨床徴候と同時に現れないこともある。したがって、早期診断を可能とし、早期の特異的治療介入が可能となるようなマーカーを同定することが重要である。
©Nankodo Co., Ltd., 2010