発行日 2002年10月1日
Published Date 2002/10/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2003071185
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下肢静脈瘤は最もポピュラーな末梢血管疾患であるが,放置すれば病状が徐々に増悪する慢性進行性の疾患である.本症の病態は極めて多彩であり,また治療法も多岐にわたっているため,個々の症例における静脈瘤の病態を正しく診断したうえで,適切な治療法を選択する必要がある.診断においては,疾患の本態である弁不全の部位及び範囲をドプラ血流計やduplex scanningにより正確に評価することが重要である.又,各種治療法の長所・短所を理解し患者側の希望も考慮して,十分なインフォームド・コンセントのもとに治療を行うことが肝要である
©Nankodo Co., Ltd., 2002