発行日 2002年10月1日
Published Date 2002/10/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2003071186
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リンパ浮腫の臨床診断は比較的簡単にできるが,その病態は複雑である.リンパ管・リンパ節の閉塞,リンパ管の自律的収縮運動の消失,リンパ管の弁不全や形成不全,組織中のマクロファージの蛋白処理能の低下,フィラリア感染及び血管壁の透過性亢進などが混在し,様々な原因によって多様な病像を呈する.治療法には根治的なものはなく,複合的対症療法が行われている.リンパ浮腫の診断法と現在行われている治療法について概説し,著者等が試みている手術的治療についても述べた
©Nankodo Co., Ltd., 2002