特集 ビギナーのための頭部画像診断-Q&Aアプローチ-
所見別 T1強調像で高信号をみたらどのように考えますか?脳実質外にあるT1強調像での高信号は血腫でよいですか?
萩原 彰文
1
,
五ノ井 渉
1東京大学医学部附属病院 放射線科
キーワード:
壊死
,
画像強調
,
基底核疾患
,
MRI
,
脂肪腫
,
鑑別診断
,
脳梗塞
,
脳出血
,
脳腫瘍
,
コロイド嚢胞
,
縦緩和時間
Keyword:
Basal Ganglia Diseases
,
Brain Neoplasms
,
Diagnosis, Differential
,
Image Enhancement
,
Lipoma
,
Magnetic Resonance Imaging
,
Necrosis
,
Intracranial Hemorrhages
,
Brain Infarction
,
Colloid Cysts
pp.1252-1254
発行日 2015年8月25日
Published Date 2015/8/25
DOI https://doi.org/10.15105/J00235.2015398140
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
● 出血以外に脂肪,粘稠度の高い液体,石灰化・骨化や一部の微量元素(マンガン,鉄,銅),メラニンなどを念頭に置いて,他の撮像法やCTの所見と併せて判断する.
● 血腫以外にも大脳鎌の骨化や脂肪腫,デルモイド/奇形腫(脂肪),コロイド嚢胞(稠度の高い液体)などが考えられる.トルコ鞍部では下垂体卒中(出血)以外に,Rathke嚢胞や頭蓋咽頭腫(共に粘稠度の高い液体)を考える.
Copyright © 2015, Gakken Medical Shujunsha Co., Ltd. All rights reserved.