Refresher Course
脳実質外領域にFLAIRにて高信号を呈する疾患 2D/3D FLAIRのコントラストメカニズムを理解する
関根 鉄朗
1
1日本医科大学 放射線科
キーワード:
画像強調
,
クモ膜下出血
,
神経膠腫
,
髄膜炎
,
脳梗塞
,
脳腫瘍
,
髄液
,
水
,
アーチファクト
,
MRA
,
三次元イメージング
,
FLAIR法
,
神経皮膚黒色症
,
縦緩和時間
,
脳脊髄液循環
,
横緩和時間
Keyword:
Cerebrospinal Fluid
,
Brain Neoplasms
,
Image Enhancement
,
Glioma
,
Meningitis
,
Subarachnoid Hemorrhage
,
Artifacts
,
Magnetic Resonance Angiography
,
Brain Infarction
,
Imaging, Three-Dimensional
,
Water
pp.815-827
発行日 2016年6月25日
Published Date 2016/6/25
DOI https://doi.org/10.15105/J00235.2016320506
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- サイト内被引用
FLAIRはT1強調成分を含むことから,時にT1強調像よりも鋭敏に病変を発見可能なことがある.3D FLAIR においては,脳脊髄液のflowartifact や静脈信号を抑制することで画質が向上し,特に髄膜炎の描出に有用だが,その一方で,slow flowが画像化されたintraarterial signalの描出が低下してしまう危険性がある.これらのFLAIR のコントラストメカニズムのバックグラウンドについて概説する.
Copyright © 2016, Gakken Medical Shujunsha Co., Ltd. All rights reserved.