投稿 症例
両側多発肺結節影が急速な増大を示したが治療に良好に反応した非免疫不全患者の肺クリプトコックス症の1 例
藤原 清宏
1
,
山﨑 安寿弥
1
,
大田 正秀
1
,
小林 真也
1
,
伊藤 武文
1
,
杉村 裕子
1
,
竹澤 祐一
1
1奈良県総合医療センター呼吸器内科
キーワード:
肺クリプトコックス症
,
高分解能CT
,
リポソーマル アムホテリシンB
Keyword:
肺クリプトコックス症
,
高分解能CT
,
リポソーマル アムホテリシンB
pp.1190-1194
発行日 2016年9月25日
Published Date 2016/9/25
DOI https://doi.org/10.15105/GZJ.0000002691
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肺クリプトコックス症は,基礎疾患を有しない患者に発症する原発性肺クリプトコックス症と,基礎疾患を有する続発性肺クリプトコックス症に分類される.原発性では,一般に画像上結節影を呈し比較的緩徐な経過をとることが多いとされており,急速に進行する例は稀である.今回我々は,両側肺に多発結節影を呈し,急速に進行した原発性肺クリプトコックス症を経験したので,文献的考察を含めて報告する.
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