特集 ビギナーのための産婦人科画像診断 ―万事解決Q&Aアプローチ―
2章 胎盤と胎児に関する事項 Q3 癒着胎盤における感度・特異度の高い画像診断法を教えてください.
伊良波 裕子
1
1琉球大学病院放射線科
キーワード:
前置癒着胎盤
Keyword:
前置癒着胎盤
pp.1103-1107
発行日 2026年9月25日
Published Date 2026/9/25
DOI https://doi.org/10.15105/GZ.0000007196
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● “T2強調像で胎盤後方の低信号境界の消失”,“子宮筋層の菲薄化”および“T2dark bands”は高い感度を示すMRI所見だが,特異度は低い.特に,前2者は正常妊娠後期でも認められることが多いが,認めなければ癒着胎盤の可能性は低いといえる.
● “子宮・胎盤の膨隆”や“胎盤床の異常血流”は,正しく評価されれば高い特異度を示し,癒着胎盤スペクトラム(PAS) grade2,3の評価に有用である.
● 大きく不整な“diffusion lacunae”が多数みられる場合には,感度,特異度ともに高く,癒着胎盤の診断精度に優れる.

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