特集 ビギナーのための骨軟部画像診断 ―Q&Aアプローチ―
1. 解剖と基本のMRIシーケンス Q5. 手関節:関節リウマチ患者で両側MRI撮像が依頼されました.体位,固定方法,撮像のポイントを教えてください.
野崎 太希
1
,
三浦 茂樹
2
,
本松 沙理
2
1慶應義塾大学医学部放射線科学教室(診断)
2慶應義塾大学病院放射線技術室
キーワード:
関節リウマチ
,
屈筋腱鞘炎
Keyword:
関節リウマチ
,
屈筋腱鞘炎
pp.150-152
発行日 2024年1月25日
Published Date 2024/1/25
DOI https://doi.org/10.15105/GZ.0000005205
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▶ 各施設によって様々な方法論があるが,基本的には患者の姿勢ができるだけ楽で,できるだけ動かない体位,固定法にする必要がある.
▶ 左右がわかりにくくなることがあり,マーカーを付けておくのがよい.
▶ MRI撮像シーケンスは構造変化をみるためのT1強調像/プロトン密度強調像(T1WI/PDWI)と,炎症性変化をみるためのSTIR像/脂肪抑制T2強調像(STIR/T2WI-FS)の2つが必須であり,できるだけ造影剤は使用する方が炎症性滑膜炎の正確な評価を行うのにはよい.
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