特集 診断に直結!ルーチンMRIに加えるべき鋭い撮像
頭頸部MRI
内匠 浩二
1
,
長野 広明
1
,
吉浦 敬
1
1鹿児島大学大学院医歯学総合研究科放射線診断治療学分野
キーワード:
motion correction
,
MR neurography
,
arterial spin labeling(ASL)
,
内耳遅延造影 MRI
Keyword:
motion correction
,
MR neurography
,
arterial spin labeling(ASL)
,
内耳遅延造影 MRI
pp.1341-1351
発行日 2022年11月25日
Published Date 2022/11/25
DOI https://doi.org/10.15105/GZ.0000004162
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・頭頸部は限られた領域に多数の構造が存在し,病変の広がり診断が特に重要である.ルーチンMRI 撮像ではスライス厚3mm以下が好ましく,少なくとも2方向以上からの撮像や多断面再構成を利用した詳細な評価が望まれる.
・頭頸部は嚥下などの体動アーチファクトの影響を受けやすい部位であり,アーチファクト低減技術の併用は有用である.
・神経の走行や病変の血流情報,内耳の内リンパ構造の評価など,ルーチン撮像画像では評価が不十分となる症例に対しては,適切なシーケンスの追加が有効である.
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