特集 押さえておきたい脊椎・脊髄疾患の画像診断 Case-based review
4.脊髄の腫瘍 3.中心性発育を呈する造影効果に乏しい腫瘤
中條 正典
1
,
上村 清央
1
,
長谷川 知仁
1
,
中野 翼
1
,
吉浦 敬
1
1鹿児島大学大学院医歯学総合研究科放射線診断治療学分野
キーワード:
星細胞腫,IDH変異型 grade 2
Keyword:
星細胞腫,IDH変異型 grade 2
pp.746-747
発行日 2022年6月25日
Published Date 2022/6/25
DOI https://doi.org/10.15105/GZ.0000002850
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本症例(図3)は,脊髄円錐の腫大,中心性発育を呈する髄内病変で,造影効果を認めないのが特徴的な画像所見である.生検にて星細胞腫と診断された.数年間経過観察を行ったが,増大傾向で下肢痛の増悪を認めたため,化学療法による加療中である.
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