特集 局所進展とリンパ節転移に力点をおいた画像による癌の病期診断2022
1 咽頭・喉頭
久保 優子
1
1国立がん研究センター中央病院放射線診断科
キーワード:
上咽頭癌
,
中咽頭癌
,
下咽頭癌
,
喉頭癌
Keyword:
上咽頭癌
,
中咽頭癌
,
下咽頭癌
,
喉頭癌
pp.S12-S27
発行日 2022年3月10日
Published Date 2022/3/10
DOI https://doi.org/10.15105/GZ.0000002712
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『頭頸部癌取扱い規約 第6版』は国際対がん連合(Union for International CancerControl;UICC)の『TNM悪性腫瘍の分類 第8版』の改訂に伴い,2019年に改訂された.今回の改訂では,従来の腫瘍の解剖学的広がりに加えて,予後予測に重点を置いた点が特徴的で,さらに,腫瘍関連因子であるEpstein-Barr virus(EBV)およびhuman papillomavirus(HPV)/p16の有無が病期診断に反映されている.本項では,今回の改訂に伴う変更点を中心に,上・中・下咽頭および喉頭癌のTNM分類における画像診断に必要なポイントや注意点について概説する.
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