特集 “-pathy”でせまる中枢神経疾患
α-synucleinopathy ─ 凝集α -syn による細胞毒性
江面 道典
1,2
,
長谷川 隆文
1
1東北大学大学院医学系研究科神経・感覚器病態学講座神経内科学分野
2一般財団法人脳神経疾患研究所附属総合南東北病院脳神経内科
キーワード:
α-synucleinopathy
,
Parkinson病
,
多系統萎縮症
,
Lewy小体型認知症
Keyword:
α-synucleinopathy
,
Parkinson病
,
多系統萎縮症
,
Lewy小体型認知症
pp.156-165
発行日 2022年1月25日
Published Date 2022/1/25
DOI https://doi.org/10.15105/GZ.0000002653
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α-synucleinopathyの代表的疾患として,Parkinson病,多系統萎縮症およびLewy小体型認知症が知られている.これらの疾患を確実に診断できる検査法は未だ確立しておらず,臨床診断は専ら病歴と身体診察から得られる情報に基づいて行われる.一方,近年補助診断に利用可能なバイオマーカーが実用化され,形態画像であるMRIの他,機能画像であるSPECTや123I-MIBG心筋シンチグラフィが補助診断として汎用されるようになっている.本稿ではα-synucleinopathyの疾患概念,臨床・病理学的所見および特徴的な画像所見について概説する.
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