特集 これで確定!? 画像をみて,ふと立ち止まる瞬間
依頼医が予期していない疾患を診断するには-中枢神経領域の症例より-
金柿 光憲
1
1兵庫県立尼崎総合医療センター放射線診断科
キーワード:
椎骨動脈解離
,
duropathy
,
多髄節性筋萎縮症
,
親水性ポリマー塞栓症
Keyword:
椎骨動脈解離
,
duropathy
,
多髄節性筋萎縮症
,
親水性ポリマー塞栓症
pp.16-23
発行日 2021年12月25日
Published Date 2021/12/25
DOI https://doi.org/10.15105/GZ.0000002612
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● 依頼医が予期していない疾患とは,稀な疾患か,よくある疾患だが臨床像や画像が非典型的であることが多く,診断医が予期していない疾患でもある.カルテや主治医より直接臨床情報を入手するとともに,文献や教科書の知識を用いながら正しく推論を行い,その時点で最も妥当な診断を下すことが求められる.
● そのためには,普段から臨床医とのコミュニケーションや同僚とのディスカッションを通じて,自らの診断過程をメタ認知(自らの思考や判断を客観的に認知すること)することが必要である.
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