特集 CT 再入門― 新技術で何がわかる?―
4. 超高精細CTの活用 6 癌の病期分類への影響-肺癌(特にT因子)
梁川 雅弘
1
,
富山 憲幸
1
1大阪大学大学院医学系研究科放射線統合医学講座放射線医学教室
キーワード:
微少浸潤性腺癌
,
浸潤性肺腺癌
Keyword:
微少浸潤性腺癌
,
浸潤性肺腺癌
pp.964-965
発行日 2021年7月25日
Published Date 2021/7/25
DOI https://doi.org/10.15105/GZ.0000002407
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超高精細CTは,1792チャネル,160列のCT装置である.面内空間分解能が0.14~0.15mm,最小スライス厚が0.25mmと,面内・体軸方向ともに従来CTの2倍の空間分解能を実現した臨床機である.また,従来のCTでは512マトリクス表示であったが,超高精細CTでは,最大2048マトリクスで表示可能なため,例えば,320mmのfieldof view(FOV)を想定した場合,FOVを絞ることなく,装置がもつ分解能を最大限に活かすことができる.
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