特集 CT 再入門― 新技術で何がわかる?―
4. 超高精細CTの活用 10 下腿・足の血管描出
田中 良一
1,2
,
吉岡 邦浩
2
1岩手医科大学歯学部口腔顎顔面再建学講座歯科放射線学分野
2岩手医科大学医学部放射線医学講座
キーワード:
Buerger 病
Keyword:
Buerger 病
pp.974-975
発行日 2021年7月25日
Published Date 2021/7/25
DOI https://doi.org/10.15105/GZ.0000002411
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撮影プロトコールは通常の撮影と基本的に同様である.下肢の血流は病態により左右差や速度差が大きいので,造影剤はゆっくり注入し,撮影中の造影濃度を維持する.我々は高濃度造影剤を総量60~70ml,2~3ml/sec程度で注入している.スライス厚はX線管の熱容量と撮影範囲,画質を勘案し1mmを選択している.撮影範囲は腎動脈分岐上から足先までとし,列数とヘリカルピッチを調整し全体を40秒ほどで撮影する.サブトラクション法を併用するため,軌道同期撮影を行う.
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